バラを食べる―シロップとスコーンの作り方

2024/05/31

クッキング

 5月の最後、バラ祭りのしめくくりはバラスイーツで!
 花も団子も楽しんだ~。


28日の大雨で、残っていた花も一気にくたくたになってしまったバラ花壇。

 数房残して、全部カットした

祭りの後のさみしさよ……が、しかし! 実はバラを食べようと思って、最盛期に仕込んだコーディアル(シロップ)が良い感じになっているんだ。

 冷蔵庫で寝かせていたバラ色コーディアル

そう、以前からバラの無農薬栽培にこだわっている理由は(薬まくんメンドクサーとか生物多様性の保護とかもあるけど)主に、バラを食すためなのだった。へへへ。

ということで、用意したのはこちら。コーディアル水割りとバラのスコーン。食材バラはビアンヴニュ。気になるお味は……うわこりゃ、紛うことなきバラの味~! ってそのまんまやねんけど、ヒトの味覚は大半を嗅覚に依存しているらしいので……。そして普段バラを食べ慣れないので、口に入れるたびワッと広がる芳香に「まちがって芳香剤食べちゃったか!?」みたいなスリルを覚え、シロップの甘酸っぱさと相まって、たいへんスリリングな美味しさとなっている。
これを毎年楽しむためにレシピを覚書きしておこうっと。


バラのコーディアルの作り方
(配合はこちらを参考にさせて頂いた)

材料……水200ml 砂糖200g クエン酸10g(≒小匙2) 強香バラの花びら適量

1.バラの花びらを水洗いする。
2.水、砂糖、クエン酸を小鍋に煮立て溶かす。
3.ぐらぐら煮立ったところで、花びらを入れてざっと混ぜ、火を止める。
4.アルコール消毒した瓶に入れ、冷蔵庫で3日~1週間寝かせる。
5.ザルで花びらをこす。
水や炭酸水で割ったり、ヨーグルトやクリチにかけたり、お菓子の風味づけに使う。冷蔵庫保存で1ヶ月くらい(余ったら製氷皿で小分け冷凍しようかな)。

香りのビアンヴニュ+色付けのためのルージュピエール。量は奮発気味。

お鍋入れたてはパッとしない色で不安になるけど、

数日寝かせると全体バラ色に。


バラのスコーンの作り方
こちらを参考にさせて頂いた)

材料……薄力粉100g ベーキングパウダー小匙1 砂糖大匙1 有塩バター25g 牛乳50ml 強香バラの花びら適量

1.有塩バターまでの材料をフープロに入れてガーッ。
2.それをビニール袋に入れ、牛乳を加えてまとめる(洗うのが大変になるので、フープロで牛乳を混ぜない)。
3.ビニール袋を切り開き、袋で挟んだまま麵棒で伸ばす(綿棒にくっつかない)。生地表面に花びらを散らし、二等分カットしてパタンと折りたたむ。再度伸ばして花びらを散らし、二等分カットしてパタンと折りたたむ。厚さ2㎝程度に伸ばして、小分けにカットする。
4.200度のオーブンで15分焼く。
※スコーンの具は全体に混ぜ合わせるのではなく、折りたたむときに間に挟むと良い(全体に混ぜると、表面に出た具が焦げてしまう)

 パタンと折りたたむ直前↑
ちなみに去年は生花で作ったけど、今年はコーディアル作りで残った花びらを再利用してみた(1回目の折りたたみ時だけ入れた。生花と違い水分が多いので入れすぎると生地がべちゃつくおそれあり注意)。



丈夫で、香って、どっさり咲いて、花もち良くって、食べて美味しい。うちのエースにカンパーイ!


バラ苗【新苗】ビアンヴニュ 国産苗[農林水産省 登録品種]《Han-DEL》
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関西在住の主婦。2017年より1人庭を開墾し始める。愛読書は「月刊現代農業」、ドゥーパ! ブログ記事へのリンクはご自由にどうぞ〜画像・記事を引用される場合の引用元は、該当記事またはhttps://woniwa.blogspot.comでお願いします(いずれも報告等不要)。

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