自動で水やり!ペットボトル自動給水器の作り方

2018/08/09

小ネタ

留守中の鉢植えのための、非電化・自動給水器を0円DIY!
 5分で作れる!

さて、もうすぐお盆休み。お盆休み、といえば……
帰省や旅行といった長期不在イベントの発生

植物への水やり困難

水切れ=枯死

特に今年の暑さからすれば、地植えはともかく、鉢植えは1日たりとも水やりを欠かすわけにはいかないッ! なんとかして、お盆4日間の不在をしのがなければッ! とうことで、あれこれ考えた結果、できるだけ簡単・安価な方法でいくことにした。それは、

トロ箱に鉢植えを並べて底面給水する方法。ただし、水をたっぷり溜めておくと根腐れのおそれが増す。かといって水が蒸発しきっても困る。一定の深度で常に給水し続けたい。そこで、自動給水器を作ることに!

自動給水器の仕組み

↓こういうペット用のものからお知恵を拝借。
気圧の原理を利用しているらしい。難しいことはよくわからないのだけれど、イメージとしてはこんな感じ↓



自動給水器の作り方

材料・道具

・同型のペットボトル(炭酸用1.5リットルがおすすめ)……2本
・カッター・はさみ

手順

ペットボトルひとつを筒状に切り出す。ホルダーになる部分。

もうひとつのペットボトルにはめてみる。

ボトルの口が水面の高さになる。水面の高さを考えつつ、ホルダーの長さを微調整する(今回は水深2cmにすべく切ってみた)。切り取りラインは多少ゆがんでいても大丈夫(逆にきっちり真っ直ぐだと密閉されて良くないような気がする)。

ボトルの口(水面)よりも上になる部分に、一カ所空気穴を開ける。
※この空気穴がないと、うまく作動しないおそれ。

完成。ホルダーと本体でワンセット。

使い方

トロ箱に鉢植えを並べる。予定水面の高さ(今回は2cm)の水を張る。

給水器に水を満タン入れて、

両手で持って、ガバッと逆さに据える。この時点では、あまり給水されない(予定水面の高さになるまで給水される)。

試しに水が蒸発した場合を想定して、トロ箱から水を汲み上げてみよう。水位が下がると、このように給水されるはず。

予定水面の高さに達すると、給水が止まった。よしよし、うまく作動したみたい。

ペットボトル1本で作る場合【2018/08/10追記】

もっと簡単に作れないかな? と思ってやってみたら、できたので追記。
キャップ付きペットボトルを1本用意し、下の方に穴をあければ完成。今回は下から2~3cmのところにあけた。

拡大図。カッターで四角に切り抜いた。目打ちなどであけてもいいと思う。その場合は最低でも1cmくらいの大きさがいいと思う(あまり小さいと表面張力で水が落ちてこないおそれあり)。

水を入れるときがちょっと面倒。穴を指で塞いで、水が漏れないように……(または、キャップをしめて、穴の方から注ぐ?)。いっぱいになったらキャップをしめる。

穴を指で塞いだまま、そっと水を張ったトロ箱へ置く。

蒸発したとき用の実験。水を汲み上げると、給水が始まる。

予定水位(表面張力があるので、穴の上端から約5mm下)に達すると給水が止まる。

※サイドの穴に鉢植えポットがくっついて穴が塞がると作動しない。鉢植えを離して置く。

注意点など

  • トロ箱&給水器は、日陰に置いておく。※直射日光が当たると、水の入ったボトルが集光レンズになって発火する危険があるため。また、日向で水が茹だると、植物の根にも悪そうなため。
  • トロ箱の大きさ・不在期間の長さによっては、1本では足りないかも? その場合は、何本か追加で設置してもOK。
  • 1週間程度の不在を想定。あまり長期の不在になると、根腐れの危険あり。
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著者:なおと
関西在住の主婦。2017年より1人庭を開墾し始める。愛読書は「月刊現代農業」、ドゥーパ! ブログ記事へのリンクはご自由にどうぞ〜画像・記事を引用される場合の引用元は、該当記事またはhttps://woniwa.blogspot.comでお願いします(いずれも報告等不要)。

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