コンクリート土留めを作る(2/5)うねる型枠で四苦八苦

2018/03/05

モルタル・コンクリ

 苦労して作った型枠がいきなり崩壊するという波乱の幕開け。


コンクリ土留めの本丸はここ。水路と敷地の境目だ。

地面レベルを水路橋(右)に合わせるためには、20cmほど高さが足りない。ここに土留めを作り、増し土(土の山を崩す)して庭のレベルを均一にしようという計画。


当初コンクリブロックを並べて作るのはどうか、とも考えた。しかし、真下に硬い間知石があって、穴をあけて鉄筋を垂直挿しして補強するという手段が素人的には難しい。モルタルで留めただけのブロックでは崩壊の不安が(土留めもろとも植栽が、雨で一気に水路へなだれ込み消えゆく様がありありと心に浮かび……汗)

ここはやはり、コンクリを練って鉄筋を入れて、L字型一発仕上げで強度を醸し出したい!

ということで、設計について思い巡らすも、ひとつ問題発生。両サイドの型枠をつなぐセパレーターという部材が必要なのだけれど、


最小サイズは10cm厚用。しかし、今回の土留めは8cm厚にしたい。市販のセパレーターは使えない。

えーっと、どうしよう。

……ボルトとパイプでこんなんどう?

↓コンクリを流し込んで、型枠を外すと、


パイプだけ残る(後で穴埋め)。よし、これでいこう。

ボルト&ナットはホームセンターで1セット31円(税込)。パイプは手持ちのくたびれた園芸用支柱(鉄製)をカットして作ってみた。

型枠に穴をあけて、

ボルトナットパイプで固定。いい感じだ。ただし、長さが長いだけに、つぎはぎ型枠がうねるうねる。写真ではなんとか自立している風だけど、

ニュアンスとしては、巨大なくねくねヘビのおもちゃ的なアレで……端を持ってちょいずらそうとした瞬間、うねり先端から水路に突っ込んで全崩壊した(泣きながら直した)(つらすぎて写真撮れず)。

雨水管に合わせるための小細工に地味に時間を取られたり(丸ノコでじわじわと削ってみた)、

大穴が空いているところを何やかやで塞いでみたり、

型枠がずれないように固定するのに苦労したりで(間知石のせいで杭を打ち込んで固定できない)、2日かかって設置完了(今回も内側に廃てんぷら油を塗っている)。

作業時間:7時間30分。

次回はL字鉄筋を仕込む予定。ただし、鉄筋を曲げる道具は何一つ持っていない。
どうやって90度に曲げてやろうか…

つづく!

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著者:なおと
関西在住の主婦。2017年より1人庭を開墾し始める。愛読書は「月刊現代農業」、ドゥーパ! ブログ記事へのリンクはご自由にどうぞ〜画像・記事を引用される場合の引用元は、該当記事またはhttps://woniwa.blogspot.comでお願いします(いずれも報告等不要)。

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