「たった5円で作れる垂直器」を使って、立水栓をまっすぐ立てる。
立水栓DIYのつづき。今回は水道管を通して組み立てる。
水道管の移設
水道の元栓を締める
(散水栓の予定地に立っていた)立水栓。これを横へずらし、雨水枡へ排水したい(雨水枡の先は川へつながるが、この水栓は水やり・泥落とし用なので汚水は出ない)。
さて、水道管の移設工事……素人には正直こわい。連休中の旦那氏と二人がかりで挑む。水道の元栓を閉めてスタートだ。※この先しばらく水を使えないので、事前にトイレに行く&当面トイレには行けぬという覚悟を忘れないッ!
既存パイプの切断
手始めに、分岐点の水道管を切断! これで退路が断たれた。前進するしかない……という悲壮感に襲われる瞬間だ。とにかく、これで既存の立水栓が外せるように。
【補足】水道管はパイプカッターで切ると、塩ビくずも出ずに良い。我が家では、ダイソーで購入したパイプカッター300円を使用。
蛇口は再利用するので、ねじって外して取っておく。
水道管を仮につないで(差し込むだけでまだ接着しない)、位置を確認。レンガの柱も仮置きして入念に位置決め。
【利用した水道管パーツ】※塩ビパイプは2種類(グレーと黒)あるけれど、黒のが耐衝撃性で上等。さほど割高でもないので黒を採用した(ただし、接着剤はよく見たらグレー用だった…ま、いっか!)。
クボタケミックス|Kubota ChemiX 耐衝撃塩ビパイプ HI-VP 13X2M HIVP13X2M
クボタケミックス HI継手 エルボ HI−L 13 HIL13 2305
クボタケミックス HI継手 HI-MWS メタル入り給水栓用ソケット 131
なお、立水栓の基礎は、古家時代の側溝の残骸(地面に食い込んでてビクともしない)を利用。これにレンガをモルタルで固定し、柱を支える土台とする。
水道管の移設完了。ふうー。ひとつ山を越えた。
レンガ柱を組み立てる
まず、地下に埋まる部分を土台にモルタル留め。ここで、経費5円の垂直器登場! 作り方は簡単。端材に糸を結んで、先に5円玉を括るだけ。糸のラインが垂直を示すので、柱の角度もこれに合わせて微調整する。
続いて地上部の柱を積む。この先はしっかり自立しなければならないので、モルタル多めで接着してみる。
垂直器を使いながら角度を調整。水道パイプの高さに合わせるには、柱があと1段ほしい。
高さ調整用に作っていた1段の柱パーツを使う。これに蛇口の出口を作ろう。グラインダーで切り欠きを入れ、
切り欠きをバキバキ折ってたら、はずみで全部バキバキに……(汗)
結局レンガをバラして、モルタルで貼り直した。
水道管と蛇口の接続については、まず①水道管にエルボパーツを接着する。②蛇口のねじ切り部分に、防水用シールテープを巻き付け、メタル給水用ソケットにねじ込む。③メタル給水用ソケットをエルボパーツに接着する。
※このように、メタル給水用ソケットを最後に接着すると、蛇口の向きをあわせやすい。
水道の元栓を開いて、水漏れ無いかをチェック。蛇口をひねって通水もチェック。
なお、蛇口がちょい歪むので、紐で引っ張って矯正している。この状態のまま数日モルタルを固め、その後に仕上げをする予定。雨水枡には水受けとして、手持ちの素焼き鉢を置いてみたら、ええ感じ~で採用決定。
作業時間:4時間
つづく!