レッドキウイ栽培2019―初成りレインボーレッドとヘイワード比較

2020/01/26

果樹

初成りレインボーレッド。小さいが美味い! ヘイワードとの糖度対決の結果は!


 ほんとに赤い!

初成りレインボーレッドの様子

我が家のキウイフルーツ、
2018年春に苗木を植え付けたものが、

2年後の2019年暮れにはこんなことに。夏以降全く手入れが出来なかったせいで、大暴れ(汗)。受粉も摘果も何もしていなかったけれど、


まばらにレインボーレッドの実がなっている。全部摘み取ってみた。


初生りのレインボー。数は少しだけれど、嬉しい!

ヘイワードとの比較

ちょうど実家産のヘイワードを貰ったので、両者を比較してみることに。※ヘイワードは日本で最も流通しているグリーンキウイの定番品種。

大きさ

レインボーレッドは最大果、対するヘイワードは平均的な大きさのもの。うーむ、レインボー小さき……でも、実家のヘイワードは樹齢30年の大木。体力もあるだろうから、うちの若木レインボーと単純比較はできないかな。

見た目

ヘイワードは表皮がケバケバしているが、レインボーはつるんとしている。


中の色はご覧の通り。レッドキウイの実物を初めて見たけど、結構ギョッとするカラーリングだわ~。

糖度

無作為に選んだ8個のヘイワードとレインボーレッドについて、糖度を計測した。いずれも柔らかくなるまで追熟させ、そろそろいいかな~と思ったものを剥いて食べてみた。


【ヘイワード】
甘い……14.8度、14.5度、15度、15.2度、16度、16度
酸っぱい……14度
発酵しはじめてる……14度


【レインボーレッド】
甘い……18.3度、18.6度
酸っぱい……17度、17度、17.5度、17.8度
発酵しはじめてる……17.8度、18.2度

ヘイワードは最高16度レインボーレッドは最高18.6度だった。ヘイワードは良くて16度、レインボーは悪くても17度以上。レインボーは糖度が上がりやすい品種というのは間違いなしね。
それにしても、ヘイワードは16度で甘く感じ、レインボーは17度で酸っぱいと感じる不思議……酸味はレインボーのほうがマイルドなのに……。

糖度計はこちらを使用↓ 果汁を垂らしてのぞき込むだけ。

食味

ヘイワードは口に含んだとき、少しざらっとして水っぽいレインボーレッドは、むちっとして緻密な感じ。ヘイワードは酸味が立つが、レインボーは酸味がマイルドで、味が濃い(甘酸のバランスが良い)と感じる。どちらが美味しいかといえば、やはりレインボー。とはいえ、追熟加減が少しわかりにくく、十分柔らかいと思って食べてみるが、酸っぱい!なんてことが度々……(汗)。今の自分の目利きでは、甘く食べられるのはヘイワードであることが多いというのが、なんともはや口惜しい。

貯蔵性

ヘイワードは貯蔵性が良く、レインボーレッドは貯蔵性が悪い、といわれている。この冬は、我が家のリビングに両者を置いて日々観察しているところ。


 ↑ヘイワードの方がシワシワ加減もマシ
ヘイワードは全体の5割くらい保存できている。
一方、レインボーについても、今のところ1ヶ月以上保存できている(水分が飛んでシワシワだが、まだ酸っぱそうな感じ)。10月下旬から食べられて12月に全収穫、1月いっぱいまで保つのであれば、なかなかのロングランでは。貯蔵性を見込んでヘイワードも栽培しようと思っていたけれど、これだけ保つならレインボーだけでいいかも……と思い始めている。
我が家ではいつも、キウイだけ籠に入れて保存している(リンゴが無くても追熟する)。個体間で追熟スピードに差があるので、柔らかくなったものから食べていけば、長らく食べられる。

剪定・誘引


花の付き方・実の付き方を観察したいので、実験的につるを多めに残してみた。右に向かって伸ばしているのがレインボーレッドで、左に向かって伸ばしているのが雄木。花はどの辺りに付くかな~実はどんだけ成るかな~? 今年も楽しみだ。
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著者:なおと

著者:なおと
関西在住の主婦。2017年より1人庭を開墾し始める。愛読書は「月刊現代農業」、ドゥーパ! ブログ記事へのリンクはご自由にどうぞ〜画像・記事を引用される場合の引用元は、該当記事またはhttps://woniwa.blogspot.comでお願いします(いずれも報告等不要)。

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