勝手に開催する「冬の寒さに負けない」グランドカバープランツ選手権。
ここまでじゃないけど這いつくばって撮ってきた
アプローチが整ってきたところで、そろそろ周囲の植栽について考える。やはり冬も美しくありたい……家の顔だもの。そこで、冬でも美をキープするグランドカバープランツを探すべく、旅(ご近所徘徊)に出た。個人的に気になる8種のほふく植物たちの、厳寒期を過ごした生のお姿を記録。
※撮影地は関西平野部(瀬戸内式気候)、今季は積雪2回、1〜2月中朝方度々-3℃まで下がり降霜多発。
アジュガ
シックな葉色と群生するタワー状の青花が魅力。
【厳寒期】
実家から株分けしてもらったおそらくレプタンス。やっぱり頼れる美しさ。みっちり具合もいい感じ。(自宅庭にて撮影)
イブキジャコウソウ
日本原産、通称「和製タイム」。春に咲く花はまるでピンクのカーペット。
【厳寒期】
寒さに当たって紫色に。カラーの変化が楽しいけれど、遠目には冬枯れに見えるかも?(自宅庭にて撮影)
クラピア
ヒメイワダレソウの改良種。白い小花は清楚だけれど、ほふくスピードは驚異的。
【厳寒期】
かろうじて緑っぽいところが残るも、ほぼ冬枯れ。さみしい。(道路端にて撮影)
ダイカンドラ(ディコンドラ)エメラルド
どちらかといえば日陰を好む。花は地味で目立たない。
【厳寒期】
黄色っぽく変色。それでも、なかなかの善戦ぶり。(公園にて撮影)
ダイカンドラ(ディコンドラ)シルバー
どちらかといえば日向を好む。乾燥地で元気に伸びる。
【厳寒期】
寒さでさらに白っぽく。とはいえ、元々白いから劣化がわかりにくい。(自宅庭にて撮影)
タマリュウ
日向も日陰もオールマイティ。派手さはないけど抜群の安定感。成長速度はゆっくりめ。
え?今って冬だったの?と言わんばかりの、変わりなきお姿。(ご近所のカーポート端にて撮影)
ヘビイチゴ
イチゴは無味だが、愛らしい。次々にランナーを伸ばして広がる。
【厳寒期】
ロゼット状で寒さに耐える。ボリュームダウンするも、色はきれい。(公園にて撮影)
ポリゴナム
怪しい葉色に金平糖がまたたく。
【厳寒期】
枯っれ枯れのカッサカサ。いっそもう、いさぎよし! 嫌いじゃないぜ、そういうの。(ご近所のカーポート端にて撮影)
まとめ
1.美しさをキープする、安定のタマリュウ、次いでアジュガ、やや遅れてダイカンドラシルバー。
2.寒さにやられながらもがんばる、イブキジャコウソウ、ダイカンドラエメラルド、ヘビイチゴ。
3.春まで閉店する、クラピアとポリゴナム。
1・2のあたりからいくつかチョイスしよう。あと、イブキジャコウソウは、確かに冬は地味になるけれども、やっぱり匂いがいい匂い~。しかも、日本原産とあって、高温多湿の関西でも楽々夏越し(外来種のタイムではこうはいかない)。花もお見事。こういう抜きんでた強みがあるから、やっぱり絶対外せないな……。