空き缶とペール缶で自作するTLUDストーブ。材料・道具・工程をご紹介。ソロストーブよりもロケットストーブよりも簡単な第3のウッドガスストーブ! おすすめ!
TLUDストーブとは
土壌改良剤としてもみ殻燻炭を自作したいとネット界隈をうろついていたところ、TLUD(Top Lit Up Draft)ストーブという素敵なウッドガスストーブを見つけた。薪を燃やし(一次燃焼)、生じたガスも燃やす(二次燃焼)のはソロやロケットと同じ。薪が炭化するのが最たる特徴らしい。煙の出ない、炭を作れる薪ストーブとくれば、もう作るしかない。
材料
・ペール缶 1個
・大きめの空き缶 2~3個
道具
・ドライバー、鉛筆
・太めの釘と金づち
・刃こぼれしても構わない普通のハサミ(または金切りハサミ)
・電動ドリルとステップドリルビット(または金属用ホールソー)
作り方
ペール缶の掃除
ペール缶を用意(ガソリンスタンドでもらってきた)。
※ホームセンターでも入手可能。蓋と本体で計1000円程度。
蓋をこじ開ける。蓋のツメ部分の丸穴にドライバーを差し込めば、くいっとツメが持ち上がる。
ペール缶の中を、古タオルで拭く。結構オイルが残っていた。
まだ若干ぬるっとしているので、さらにアルコールを吹き付けてタオルで拭いておいた。蓋の内側も同様に拭く。
蓋部分の加工
まず、煙突となる太めの空き缶の上下を抜き、外巻紙は外しておく(写真では外し忘れている)。空き缶を仮置き、付け位置に鉛筆でぐるりと印をつける。
真ん中に穴をあけて、
こんな感じにカットして、爪を立てる。
煙突をはめ込む。このサイズの缶詰だと長さが少し短いので、同じサイズの缶詰をさらに1~2個、爪立てジョイント式にして用意するとより良い。
裏はこんな感じ。ツメをみっちり折り曲げれば、持ち上げてひっくり返しても煙突は落ちない。
本体の加工
ステップドリル(たけのこドリル)で側面上部に穴をあける。穴の大きさは22mmにしてみた。ステップドリルについては、10mmくらいまでは軽く穴が広がるが、それ以上になると固くなる。そこで、すりこ木のようにぐりぐりこねくり回すと穴が広がりやすいことが分かった。一つあけるのに1分もかからない。