簡単!TLUDストーブの作り方

2017/11/10

TLUDストーブ

 空き缶とペール缶で自作するTLUDストーブ。材料・道具・工程をご紹介。ソロストーブよりもロケットストーブよりも簡単な第3のウッドガスストーブ! おすすめ!

TLUDストーブとは

土壌改良剤としてもみ殻燻炭を自作したいとネット界隈をうろついていたところ、TLUD(Top Lit Up Draft)ストーブという素敵なウッドガスストーブを見つけた。薪を燃やし(一次燃焼)、生じたガスも燃やす(二次燃焼)のはソロやロケットと同じ。薪が炭化するのが最たる特徴らしい。煙の出ない、炭を作れる薪ストーブとくれば、もう作るしかない。

材料

・ペール缶 1個
・大きめの空き缶 2~3個

道具

・ドライバー、鉛筆
・太めの釘と金づち
・刃こぼれしても構わない普通のハサミ(または金切りハサミ)
・電動ドリルとステップドリルビット(または金属用ホールソー)

作り方

ペール缶の掃除

ペール缶を用意(ガソリンスタンドでもらってきた)。
※ホームセンターでも入手可能。蓋と本体で計1000円程度。

蓋をこじ開ける。蓋のツメ部分の丸穴にドライバーを差し込めば、くいっとツメが持ち上がる。

ペール缶の中を、古タオルで拭く。結構オイルが残っていた。

まだ若干ぬるっとしているので、さらにアルコールを吹き付けてタオルで拭いておいた。蓋の内側も同様に拭く。

蓋の、ウレタンゴム様のパッキンを取り外す。

注ぎ口には紙製っぽいパッキンが付いているので、これらを取り外す。

蓋部分の加工

まず、煙突となる太めの空き缶の上下を抜き、外巻紙は外しておく(写真では外し忘れている)。空き缶を仮置き、付け位置に鉛筆でぐるりと印をつける。

真ん中に穴をあけて、

穴をとっかかりに、刃こぼれしてもいいハサミで切り込みを入れる(ここでは100均のキッチンバサミを使用)。

こんな感じにカットして、爪を立てる。

煙突をはめ込む。このサイズの缶詰だと長さが少し短いので、同じサイズの缶詰をさらに1~2個、爪立てジョイント式にして用意するとより良い。

裏はこんな感じ。ツメをみっちり折り曲げれば、持ち上げてひっくり返しても煙突は落ちない。

本体の加工

ペール缶の底に太い釘(ここでは目打ちを使用)で通気穴をあける。

穴があいた。

ステップドリル(たけのこドリル)で側面上部に穴をあける。穴の大きさは22mmにしてみた。ステップドリルについては、10mmくらいまでは軽く穴が広がるが、それ以上になると固くなる。そこで、すりこ木のようにぐりぐりこねくり回すと穴が広がりやすいことが分かった。一つあけるのに1分もかからない。

【2023/09/19追記】私の購入した中国発送ステップドリルは値上がりしてしまったので、今買うならこっちがいいな~と思う(日本発送)。3本セットで送料込み1000円はおそらく最安。
 

ぐるりと一周、10個あけた。

最後に、持ち手のプラスティック部分を取り除くのを忘れない(熱で溶けてしまうため)。

完成。

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著者:なおと

著者:なおと
関西在住の主婦。2017年より1人庭を開墾し始める。愛読書は「月刊現代農業」、ドゥーパ! ブログ記事へのリンクはご自由にどうぞ〜画像・記事を引用される場合の引用元は、該当記事またはhttps://woniwa.blogspot.comでお願いします(いずれも報告等不要)。

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