もっと簡単!TLUDストーブの作り方(ドリル不要)

2017/12/31

TLUDストーブ

ドリル不要! ペール缶を利用したTLUDストーブ(ウッドガスストーブ)簡単バージョンの作り方をご紹介。所要30分ほどで完成!
先日自作したTLUDストーブ。無煙かつ炭も作れる薪ストーブで、とてもお気に入り。今回はもっと簡単に作れるのでは? とひらめいたので、早速やってみた。

簡単バージョン
出来上がりはこんな感じ。違いは、側面の丸い吸気口の代わりに、ペグを挟んで隙間を作ったこと。面倒な吸気口あけの工程を省略できる。以下で作り方と使い方をご紹介。

穴あけバージョン

この穴あけ不要。そのためステップドリルも不要。

材料

・ペール缶 1個
・大きめの空缶 1個
・鉄製のペグ(または厚さ1~2cm程度の棒状の物) 2本

※ペール缶はホームセンターでも入手できる。蓋と本体で計1000円程度。

道具

・ドライバー、鉛筆
・太めの釘と金づち
・刃こぼれしてもかまわない普通のハサミ(または金切りバサミ)

作り方

ペール缶の掃除

蓋をこじ開ける。蓋のツメ部分の丸穴にドライバーを差し込めば、くいっとツメが持ち上がる。

ペール缶の中を、古タオルで拭く。

蓋の、ウレタンゴム様のパッキンを取り外す。

注ぎ口には紙製っぽいパッキンが付いているので、これらを取り外す。

蓋部分の加工

まず、煙突となる太めの空き缶の上下を抜き、外巻紙は外しておく(写真では外し忘れている)。空き缶を仮置き、付け位置に鉛筆でぐるりと印をつける。

真ん中に穴をあけて、

穴をとっかかりに、刃こぼれしてもいいハサミで切り込みを入れる(ここでは100均のキッチンバサミを使用)。

こんな感じにカットして、

煙突をはめ込む。このサイズの缶詰だと長さが少し短いので、同じサイズの缶詰をさらに1個、ジョイント式にして用意するとより良い。

裏はこんな感じ。ツメをみっちり折り曲げれば、持ち上げてひっくり返しても煙突は落ちない。

本体の加工

ペール缶の底に太い釘(ここでは目打ちを使用)で通気穴をあける。

穴があいた。

最後に、持ち手のプラスティック部分を取り除くのを忘れない(熱で溶けてしまうため)。
本体の加工はこれでおしまい。

蓋と本体との間にペグを挟んで置き、完成。(不燃性の、高さ2cm程度の棒状のものなら何でもいいのだけれど、鉄パイプを使う場合は、転がり防止のために、潰すとよさそう)

ペグをはさんで出来た隙間が吸気口の役割を担っている。

使い方

ストーブをレンガの上に設置。木や竹を縦に詰める。空気が通りやすいように、上部は空け気味にしておく。

新聞紙を1枚乗っけて、

着火。

蓋をする。

ちょっと火力が弱いかな?

そんなときは、追加燃料の段ボールを隙間から差し込めば……

勢い良く燃え出す。青いガス火で燃え盛る。TLUDストーブは安定感あるなあ。煙も出ず、一定の火力で燃え続ける。

横から見ると、炎が煙突に吸い込まれていくのが見える。なお、初回の火入れ時はペール缶の表面塗装が焦げて少々発煙するので注意(写真のように上から下へと焦げていく)。

着火から50分後。ようやく炎が落ち着いた。中では炭が赤々と燃えている。

蓋を外すとこんな感じ。水をかけて消火する。出来た炭は、乾燥させてBBQなどに利用できるそう。

このような感じで、側面吸気口あけタイプと遜色なく機能してくれた。隙間から着火用ダンボールを差し込めるのも便利だった。ドリルがない場合は、こんな作り方もおすすめ。
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著者:なおと
関西在住の主婦。2017年より1人庭を開墾し始める。愛読書は「隔月刊やさい畑」、「月刊現代農業」、ドゥーパ! ブログ記事へのリンクはご自由にどうぞ〜画像・記事を引用される場合の引用元は、該当記事またはhttps://woniwa.blogspot.comでお願いします(いずれも報告等不要)。

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