ブロック塀の笠レンガを施工

2018/11/26

ブロック塀の美化

レンガを切断し→積むの巻。モルタルワークには刷毛が必須!が私流。

刷毛さえあれば、なんとかなる!


レンガの準備

レンガの汚れを洗う

今回使うレンガはこちら。ご近所さんから貰ったその数70枚!(サイズ:115×230mm)。いつも使ってるレンガとは種類が違うのだけれど、サイズが大ぶりでブロック塀の笠レンガによさそう。いつものレンガでやろうとすると1万円もかかるし(汗)、あるものをうまく使っていきたい。

で、一部の笠レンガはすでに施工済み↓。

今回のレンガを仮置きしてみるにつけ、縦置き(写真下)の方が、施工済み笠レンガと親和性があるので採用。そのままだとはみ出しすぎるので、真っ二つにカットして正方形サイズにして並べることにしよう。

ご近所さんいわく、長年庭先に積んであったそうで、藻が生えていたり、土埃や、カエルの干物が貼り付いていたり(汗)、なかなかに薄汚れている。モルタルの付きが悪くなったら困るので、ざっと高圧洗浄機で洗う。45リットルでレンガ70枚の両面と側面をぎりぎり洗いきった。
高圧洗浄機の使い方はこちらの記事をご参照。

【Before】

【After】

こざっぱり♪

レンガを切断する

カット線をいちいち書くのが面倒くさいので、牛乳パックでカット定規を作った。グラインダーの刃で2回ほど、奥から手前に切り込みを入れる(両面)。

タガネとハンマーでコツっとやると切れる。

なお、今回このように、切断部分に水を霧吹きしながら切断してみた。一人でやっているので、ノズルを鉢置き台などで固定している。

このように、霧が吹いている状態でグラインダーをかける。

粉塵が水でまとまり、舞いにくい
プロの外構屋さんは、水を掛けながらレンガやタイルを切断するらしいので、ちょっと真似てみた。グラインダー本体に水がかからないように気を使うが、粉が舞わないというのは助かる。大量に切断するときは、特に。

そのかわり、自分に向かってレンガ水が跳ね飛んでくるのだけれど……。

70枚分のカット完了。
作業時間:洗い1時間、カット1時間15分

レンガを一晩浸水させる

浸水させておくと、モルタルの接着力がアップする。

レンガ積みの方法

いよいよ傘レンガを積んでいく。その距離、総長16m。ファイッ!!

道具

これらを準備。セメント用コテではなく、移植ゴテを使うのが私流。
汚れ吹き取り用は(布よりも)刷毛をおすすめ(後述)。
そして、特に大事なのは、手荒れ対策のためのゴム手袋! 穴が空いていないか入念にチェック! 

手順

まずは養生ダンボールを置く(自分が移動する都度ダンボールも一緒にずらしていく)。

噴霧器などでてっぺんを水で濡らす(といいのだけれど、昨晩の雨のおかげでぬれてるようなので省略)。

移植ゴテでぽんぽんぽんとモルタルを置いて、

びゃーっとならす。移植ゴテの背中のカーブで、谷間を作るのがポイント。この空間があると、レンガの座りが良くなる。
ちなみに塀の向こうはお隣さんちなので、モルタルが落ちないように細心の注意を払っている(緊張ォ!

レンガを大体のところ目がけてぽんぽんぽんぽんと置く。4つずつがやりやすかった。端は塀より2cmせり出すように置いてみた。

上からも見て、まっすぐになるよう、ぐっと押さえて、

はみ出てくる目地のモルタルを指でぴゃーっとならす。手でやるのが簡単で早い。

塀の内側をさらきれいににならす。(写真では目地ゴテを使っているが)刷毛でならす方が早くて簡単
(塀のあっち側は、お隣さんちにぽろぽろが落っこちるに決まっているので自粛)。

レンガに付いたモルタル汚れを落とす。(写真は布巾を使っているが)刷毛でやる方が早くて簡単

1セットできた。レンガ間の目地は、後日ホワイトモルタルで埋める予定。

養生ダンボールに落ちたモルタル。これはモルタル容器にざーっと流し込んで、再利用OK。

1日がかりで完成~。

2階から眺めてみた。

作業時間:4時間30分

レンガの目地を埋める

道具

ホワイトモルタルはホワイトセメント1:珪砂(7号)3で作った。自作すると、市販品の10分の1のコストでできる。しっとりした団子状になるくらいの硬さに練っている。

手順

まずは養生ダンボールをぽんと置いて、

モルタル団子を手に取る。

目地めがけて置いて、

手でぐいぐい押し込む。

埋め込んだ。

一気に4箇所くらい埋めてって、

水を含ませた刷毛で撫で付け、目地をならす。目地ゴテでやるより簡単・早い!(ただし表面は少々ざらつく)

※目地ゴテを使うと細かいところまで気になって何度もやり直してしまいがち……それに対して刷毛は、広範囲を一気に撫でられる&圧力が分散して目地が平均化しやすいので、かなり気楽・時短。

側面の目地もならす。刷毛にモルタルがくっつくので、バケツの水で適宜洗う。

続いて、レンガに付いたモルタル汚れを拭き取る。
この一連の刷毛使いで、①レンガへの給水(接着力アップ)、②目地をならす、③汚れ拭きの作業を一気にやっつけている。

4箇所できあがり。ここまで所要10分弱。

目地が入ると雰囲気良くなるわ〜。

全部埋めて、笠レンガの施工完了!

作業時間:5時間20分

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関西在住の主婦。2017年より1人庭を開墾し始める。愛読書は「月刊現代農業」、ドゥーパ! ブログ記事へのリンクはご自由にどうぞ〜画像・記事を引用される場合の引用元は、該当記事またはhttps://woniwa.blogspot.comでお願いします(いずれも報告等不要)。

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