アプローチの整地

2017/12/11

整地

殺伐としたバトルフィールドで繰り広げられる精神と肉体の修行(!?)
 
このあたりに、庭から出土した石ガラを埋めて処分したい(アプローチレンガ通路の基礎固めも兼ねている)。

ガラ含有量に青ざめる1日目(2017/11/29)


前回、旦那氏に掘ってもらった穴を、

2時間かかって広げた。幅120×奥行き40×深さ40cmくらい。これでまだ予定の10分の1……(汗)。出てきた大きい石はそのまま埋めてしまおう。

掘り上げた土は、回転式土ふるいで仕分ける。

ガラ3袋と、

サラサラ土3.5袋できた(菜園で使う予定)。
ということで、庭土の半分はガラから成ることが判った(遠い目)。
作業時間:2時間

重機が欲しくなる2日目(2017/11/30)

前回掘った穴を、

このくらい広げた。幅120×奥行き90×深さ40cm。
穴を掘るという単純作業を続けていると、とりとめもなく、よしなしごとが頭に浮かんでくる。初めは、植栽をどうするかレンガ敷きをどうするかなどど考えていたけれど、だんだん疲れてきて、重機があれば穴掘り楽なのにな~レンタルしたいな~でも運転したことないしな~でもこれ人力でやってたら何年かかるかしら……などと。

ガラ5袋と、

サラサラ土6袋に仕分けた。昨日は2時間で6.5袋、本日は3時間で11袋、作業効率がちょっと上がった。土木作業に慣れてきたようだ。
作業時間:3時間

玄関先をロックオンする3日目(2017/12/02)

今日も、このあたりを掘り進め、

ガラ9袋と、

サラサラ土10袋に仕分けた。

前回掘った穴(幅120×奥行き90cm)は、

奥行き170cmに。玄関ポーチをロックオンできる距離まで近づいた~! 
作業時間:4時間30分

石ころ土壌のメリットを考える4日目(2017/12/03)

今日は旦那氏と二人で穴を掘る。現場は公道に面しており、ご近所さんによく声をかけられる。
「この辺りはおっきい石出てきて大変やろ~がんばってな~」
ご近所さんもみな苦労して庭づくりをされてきたそうだ。大きい石が多い理由は、当地が岩盤の上に所在するためだ。新築の地盤調査では、補強は全く不要といわれたほどの固い地盤。阪神大震災の時も、この辺りは全半壊ゼロだったそう。家を建てる際に最も重視したのは、耐震性・耐久性だった。地盤の強さに惚れて、当地に決めた(景観がいいのもポイントだった)。

ということで、生命・財産の保全のためなら、ガチガチ地面もゴロゴロ石もご愛敬だ。いっそ愛おしいとさえ思……ったら変人やんけ。せめて表層50cm程度はサラサラ土がよかったのになぁ~などと考えつつ、今日も、

ガラ7袋と、

サラサラ土8袋に仕分け、

前回掘った穴は、

このくらい広がった(出土したガラを埋め始めた)。
作業時間:2時間

うっかり無我の境地にさしかかる5日目(2017/12/06)

土木作業を始めた頃は、あれやこれやと他愛のない雑念が頭に浮かんできていた。けれど、今日に至っては、果たして、何も浮かばなかった。なにやら無心だった。ひたすら目前の地面をガリガリ削って、土をふるう。その繰り返し、それのみを考える。……この心境は! まさか!

「恩讐の彼方に」、菊池寛、1919年(→青空文庫で原文を読む
【あらすじ】
主君殺しを犯した市九郎は、仏門に入り修行に励む。諸国遍歴の旅の途中、交通の難所で通行人が命を落とすのを見て、200間もの絶壁を掘り抜き、洞門を開通させるべく一人ノミを片手に槌を振るい始める。19年もの間、掘削作業を続け、ついに9割方が竣工。そこへ主君の息子が仇討ちにやってくる……
市九郎は一心不乱に槌を振った。槌を振っていさえすれば、彼の心には何の雑念も起らなかった。……(中略)……極楽に生れようという、欣求もなかった。ただそこに、晴々した精進の心があるばかりであった。

この気持ち……掴んだ! 私、演れる。市九郎を演れるわ……!!

などと、ガラかめごっこをしつつ、今日もガラ3.5袋と、

サラサラ土4袋強を仕分け、

前回掘った穴は、

こんな感じに広がった。
作業時間:2時間

誰にも声を掛けられなくなった6日目(2017/12/07)

昨日に続いて、無心でガリガリ掘る。掘り続ける。やはり修行じみてきたのだろうか。とうとう誰にも声をかけられなくなった。特別な行為ではなく、日常生活の所業に精神修行を見いだすのが禅である。目下、私の日常生活はこの土木作業である。とすれば、この土木作業も正しく精神修行の一つといえよう。

などと、妙なノリになりつつも、ガラ8袋と、

サラサラ土9袋に仕分け、

昨日の穴は、

L字状に広がった(最大幅180cm、奥行き330cm)。明日には全幅を広げた後、ガラを投入し、埋め戻し作業に入る。その後、転圧→レンガ敷きへと移行予定。
作業時間:3時間30分

空き容量に不安を覚える7日目(2017/12/08)

今日も今日とて穴を掘る。途中で雨が降ってきたが、屋根下なので作業続行。

2時間かかって、ガラ5.5袋と

サラサラ土6袋に仕分けた。

昨日の穴は、

ついに予定の大きさに!(幅180cm×奥行き330cm×深さ平均40cm程度)
のべ18時間かかってここまできた。

続いて、ガラを埋め始める。手始めに、大きいガラを平らに並べて、

その上に、小さめガラをどっせーい! とぶちまけて、

足で踏む。隙間に埋まるように、すり足であっちこっち歩き回る。
※ガラ大ばかり重ねると、隙間ができて空間がもったいない&基盤が弱くなる。そこで、ガラ小を隙間につめて、みっちり重ねていく作戦。

18時間かかって掘った穴が、2時間足らずで埋まってしまった。さみしい。せめて写真撮っておいて良かった。なお、左側はまだ埋めずに空けてある。今後、庭の土を掘ってふるうための作業スペースに使おう(壁を切り崩しながら掘る方が効率的なので)。

ちなみに裏庭から出土したガラ大10袋、アプローチから出土したガラ大5袋、ガラ小30袋の計45袋も投入したのだけれど、

まだ埋めるべきガラ小が17袋も残っている↑。左側の空きスペースは、これで埋まってしまうのではなかろうか……。思ってたよりもペースが早い(汗)。もっと空きができると思っていた。だって、

アプローチから出土したサラサラ土はざっと50袋弱あるのだ。こんなに大量に取り置いたままなのに、もう穴がいっぱいってどういうことか……。確かに敷きレンガの厚み5cm分、地面レベルを下げてはいるのだけれど……なぜだろう。
ガラを埋設できるのはカーポート直下部分のみだ。ここで全庭のガラを引き受けなくてはならない。この調子でやっていると容量が足らなくなるのではないか……。
作業時間:4時間

庭からの攻撃を受ける8日目(2017/12/11)

本日もアプローチ整地の続き。同時進行で主庭の整地(穴掘り)にも着手する。穴の容量疑惑が気になってしかたないので、朝から作業に没頭する。

前回まだ埋め戻していなかったガラ17袋を、

穴に投入すると、

ほぼ埋まる(汗)。

あ…ありのまま、今起こった事を話すぜ!
土を100袋掘り上げてできた穴に、62袋戻すと、穴が埋まってしまった
な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのか……って、これは本気でガラの処分方法を考え直さないとマズイ(汗)。
作業時間:5時間15分

とりあえず、アプローチの整地作業(レンガ敷きの基礎固め)はこれにて終了。
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