義母の花壇づくり―石囲い花壇作りのコツ

2020/06/09

レンガ・敷石

草ぼうぼうの荒れ地を開墾して、花壇をつくる。暴れん坊ユーカリを植える前には、もちろんアレをお忘れなく!

久しぶりの石並べを楽しんだ。
ユンボ以降、整地作業をコツコツ進めている今日この頃。
二世帯住宅の我が家。1階に住まうお義母さんのための花壇が出来上がったので、記録をアップしておこう。

整地

まずは、Beforeから……

荒れ狂う草海原!(汗) 放置期間3年あまり……この辺りに花壇を作る。

レンタルしたユンボで凸凹カチコチ地面を豪快に掘り起こし、大きいガラを拾って……一時はこんなんなっていたけど、



おおまかな整地作業が完了。洗濯物を干しやすいように、アルミ縁台を設置。庭に出やすいよう、ステップを兼ねているが、端っこに乗るとぐらつくので、何らかの補強が必要(宿題ね)。

根域制限と土壌改良

家の近くはユンボで掘り上げていないので、地面がかったい! でも雨上がりに掘ると固さが和らぐ。雨の翌日を狙って備中ぐわで掘り掘り。

出てきた小さいガラは通路予定地に埋めちゃおう。庭から出土した大きな石で縁取りを作り始める。
あまりガーデニングには興味無いらしいお義母さん。とはいえ、花壇があるならとりあえずユーカリとアジサイを植えたいそう。

根域制限

ユーカリは普通に地植えすると巨木化して大暴れするらしい。そこで、自由に根っこを伸ばせないよう、根域制限バッグを用意した。今回は、根域制限シートを折り紙で箱状にした。縫う必要がなくて簡単。繋ぎ目ができないので、根っこが外に進出するおそれも低い

アジサイについては問題点が2つあって、①花壇は軒下なので乾燥気味で、水分を好むアジサイに不向き。②(ユーカリほどでは無いけれど)うっかり巨大化しやすい。①水不足については、エアコンの排水を利用すればなんとかなるかな?

エアコンの水を囲い込むため&根域制限のためにあぜシートでぐるりと覆った。直下には根っこを伸ばせるので、アジサイにはがんばって深層からも水分を吸い上げてほしい。

土壌改良

アルカリ土壌を弱酸性にするために、粉末の硫黄をすき込む。今回は、1㎡×深さ20cmにつきpHを1.5下げるべく、230gほどまいた。

【粘土質土壌のpHを1.0下げるのに必要な硫黄の量】
「土壌改良資材量のもとめ方」(農水省)32頁より
一坪3.3㎡×深さ10cmあたり260g
→1㎡×深さ20cmあたり157g

さらに、もみ殻堆肥を投入する。タダで大量に頂いてきたもの。

石囲い花壇の石を並べるコツ

できあがり! 途中で石の並びが気に入らなくて、手直しなどしていたら案外時間かかってしまった(汗)。石囲い花壇を作るときは、強度や収まりをよくするために、①石の高さを揃える、②隣同士の接する面積をできるだけ広くとるとしっかりすることがわかった。

ユーカリのバッグ周辺の収まりが気に入っている。

Before & After

【Before】
  ↓
【After】

花壇が出来たらアイデアが沸いたお義母さん、早速コスモスの種を注文してぱあーっと播いたそう。関西も明日から梅雨入りのようなので、うまく発芽してくれるだろう。「草ぼうぼうの庭を一掃してコスコスをぱあっと播く」って、まさに「夏の庭」。


夏の庭―The Friends (新潮文庫)

夏が来ると読み返したくなる……そして、庭掃除したくなる。


ところで、生活感あふるる物干しどないしよ!(笑)洗濯干すんと美しい庭、って両立難しいわぁ(汗)。ま、道路からは見えない場所なので、差しあたり気にしないことにしよう。

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著者:なおと

著者:なおと
関西在住の主婦。2017年より1人庭を開墾し始める。愛読書は「月刊現代農業」、ドゥーパ! ブログ記事へのリンクはご自由にどうぞ〜画像・記事を引用される場合の引用元は、該当記事またはhttps://woniwa.blogspot.comでお願いします(いずれも報告等不要)。

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