キウイ予定地の土壌改良&マイルドな根域制限

2018/01/30

堆肥・肥料・土壌改良

ネッチャリ粘土壌に改良材を混ぜる&果樹の根域制限マイルドver.

前回までのおさらい

敷地の北端は、キウイフルーツの壁面仕立てを予定している場所。

こういう石がゴロゴロ出土した地点だ。

前回は、このくらいまで掘っていた。果樹の植え穴としては十分かなとも思った。が、なんか嫌な予感がするので、もうちょっと掘ってみたら……

出るわ出るわ。築城に使えそうな石がゴロゴロ出土する(汗)。

今回はなんとか手で持ち上げられるレベルの石で良かった。(※前回この地点で石と激闘している

砂で土壌改良の1日目(2017年1月16日)

さて、掘り上げた土。これが、かなりの粘土質で、雨水を含んでじっとりしている。長靴の裏にへばりついて、どんどん厚底になる(汗)。粘土質だから、通気性・排水性が良くない。改良材として考えられるのは、パーライト、くん炭、川砂、堆肥や腐葉土


この地点の土はpH7.5の弱アルカリ性。植物の生育に適当なpH(5.5~6.5)を外している。これ以上のアルカリ化は避けたいので、くん炭(pH9.0)は使えない。そこで、川砂(中性)を混ぜることにした。なお、パーライトは費用高のため予選落ち、堆肥は主に地表面で採用予定。

土壌改良の方法(自己流)

掘り上げた土と砂を混ぜるにつき、これを少しでも効率的にできないかしら? 特に、うちの庭土には相当量の小石や古家解体時の人工物(塩ビ管の破片やガラス片)も混じっている。これらを除去しつつ、効率的に砂を混ぜる方法は……?

ということで、現時点でのベストは、

まず、直接土を植え穴にふるい落とす。土ふるい機を通るくらいなら、ネッチャリ度は高くなさそうだからだ。なお、土ふるい機付属の5mm目のネットではなく、以前張り替えた15mm目のネットを使用(菜園の表土以外は、この大きさでも大丈夫そう)。

小石+粘土の塊が仕分けられるので、

川砂を振りかけて、

足でゴリゴリ踏み混ぜる。すると、粘土と砂が混ざり合いサラサラな状態になる。これを、再度土ふるい機にかけると……

石ころだけが残る(この石ころは、いずれコンクリート作りに活用する予定)。こんな感じで、粘土と砂を混ぜて土を振るいつつ、

今日でこのくらいまで土を戻した。
作業時間:6時間

もみ殻堆肥で土壌改良&根域制限の2日目

今日も土をふるい、

深さ半分くらいまで埋め戻し、足でしっかり転圧する。転圧しておかないと、ここだけ水たまりになったり、植え付けた苗の根っこがぐらついたりしてNGらしい。

さらに、あぜシートで仕切る。キウイは樹勢が強く、伸びて暴れまくるので、根域制限をして落ち着かせようという趣旨。キウイは2種植える予定なので、2区画作っている。
あぜシート↑

完全に制限するなら根域制限バッグに植えるべきかもしれない。が、この地点には下水・配水管は走っておらず、根っこと地中管がからまる心配はしなくていい。多少暴れてもいいから、近所に植栽する草花の根を侵さないよう、表層を横に走る根さえ押さえられれば……という思惑。

続いて、先日もらってきたもみ殻堆肥を入れる。

合計10袋投入して、転圧する。地表まで埋め戻すには、あと10袋は必要だ。また堆肥を貰ってきて、それからキウイ苗を植え付けよう。

我が庭には、キウイ以外にも果樹や花木をたくさん植えたいと思っている。木の根は、草花や野菜に比べて強い。その領域をあらかじめコントロールしておかないと、花壇や菜園との共存は難しくなってしまう。こういう処置は、植え付ける前でなければできない。植え付けが1年遅くなってもかまわないから、1カ所ずつ、きっちりと計画的にやっていこう(と、焦る自分に言い聞かせ……汗)。
作業時間:3時間
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著者:なおと

著者:なおと
関西在住の主婦。2017年より1人庭を開墾し始める。愛読書は「月刊現代農業」、ドゥーパ! ブログ記事へのリンクはご自由にどうぞ〜画像・記事を引用される場合の引用元は、該当記事またはhttps://woniwa.blogspot.comでお願いします(いずれも報告等不要)。

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